キャッチコピー;「サイレンは鳴った」
もう24年前、、モデルの初仕事
もう24年前になるのか〜。
そろそろ娘がこの頃の自分の歳へ近づいている。
スカウトから始まったものの、全く仕事をいただけず、
オーディションに行っては落ち、落ち、落ち、。。。
なんとなく、自分の全てを否定されているような、なんとも情けないというか、張り合いがないというか、
そんな毎日を過ごしていました。
「余計な事始めちゃったかな、、こんな嫌な想いをするなら早めにやめてしまおう、、」とすら思っていました。
そんな日々の中、「カルピスの夏のキャンペーン」にはじめて一次審査を抜けた。
夏の甲子園初日に、新聞、雑誌、駅ナカ、、一斉に貼りだされるオール媒体のキャンペーンと聞かされました。
お=っ。否定され続けた人間がはじめて認められたような感触を今も忘れません。
モデルして、、ではなく。松崎早人として何とかせねばと先急ぐ気持ちと、そうはいってもオーディションに
合格した経験がなく、どうすればよいのか気持ちの矛先がはっきり見えない不安に押し潰れそうでした。
何もかもわからないまま、2次を通過し、、。
(え〜未だあんのかよ、、これで落ちたら心折れるな〜)
しかし、数学的確率は1/3程、、普通に考えて見込値35%以下とか、頭脳だけは冴えてしまい自己否定的な想いと65%で落ちるという自己言い訳的な納得を作ろうとしていました。
しかし、一瞬決めました。これがダメなら”モデルはやめよう”
それから、最終オーデションの最中まで気持ちを甲子園児にすることにし、実家からグローブを送ってもらい、高校野球のビデオを見続ける。頭のなかは常に0−0、9回裏、2アウト満塁。なぜかピッチャーだったなぁ。
それが良かったのか、未だ不明ですが、、新しい人生が開けたお仕事でした。
「サイレンは鳴った」