盆栽作業の中で最重要とされるものの一つで、幹や枝に針金を巻き付けて模様を入れ、癖付け、姿を整える作業をやってみる
盆栽の枝を曲げてみました
自分が理想とする盆栽像をイメージ。
枝を曲げたい方向に軽く曲げます。硬い場合、折れやすいので無理はしないこと。
曲げると決めた枝の約1/3の太さの針金を準備します。
曲げたい枝の根本ではなく、必ず反対の枝や幹からかけ始めます。
針金を巻いて行く方向は、右へ曲げたい時は右巻き、左へ曲げたい時は、左巻き。
巻き終わったら枝を包み込むように曲げてから針金を切ります。
針金を巻いた枝をイメージしたように曲げてみてください。針金の力で形が整います。
1~2年で枝に針金が食い込んできますので、その前に針金を外します。
針金かけのいいところ
ハサミ作りに対して圧倒的な早さで理想の造型にすることが可能。特に間伸びした部分に模様を入れられる効果は非常に大きいのがポイントです。
また、針金かけによって扇状に広げられた枝は日照・通風条件が良くなり、それによってフトコロ芽に力が乗る。さらに針金の刺激によって、植物内にエチレン(植物ホルモンの一種)が分泌され、芽吹きが良くなる効果も期待されるそうです