まずは樹齢10年の姫リンゴから
やっと盆栽を始めることが出来ました。
「なんで?」と聞かれても「ビッシ」と答えられないことが残念ですが、一言で「好きなんです。」
観葉植物を部屋に入れることの「好き」から始まったと思いますが、毎日じっと見ていると
毎日表情が違います。
おーっこんなところから、こんな角度でやってくるか〜と新しい芽(葉)を見つけるとこの上なく嬉しい気持ちで満たされます。
「美術館で絵画の前で数時間も見てられる」とか「BARで一人で酔いしれる」とか「プールサイドで本を読む」とか全く出来ませんが、不思議なことに植物の前には一日座っていられるんです。
そして、盆栽
上記のような「盆栽」は樹齢数百年。数々の人の想いをうけ、力強く生き抜いた力と美しいライン。
なんとも言い切れない、胸が熱くなる感覚と頂点を極めるセンスに完全にやられちゃいます。
”ディテールに神が宿る”なんてデザインでもよく言いますが、、、。
数ミリ単位で数百年も数人の人が、調整を繰り返してきた姿は圧巻されます。
それに人の手だけではなく、植木自身の生命力と意志。なんとも言えません。
まだまだ、はじめたばかりです。
まず、まずは樹齢10年の姫リンゴを植え替えから始めました。
客観的には「木」一本がテーブルに乗っただけす。
しかし、しかし、僕にとては我が子を見守るような気持ちになれます。
今日はその姫リンゴがたくさん花を開かせました。
聞くとこの花が秋には実になるそうです。
これだけでもやはり気が長い話です。
デジタルの仕事にのめり込み、スピードの渦に中に居ると考えられないスパンの話です。
心が休まる、趣味に巡りあうことが出来ました。